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バルセロナで「シェリーのようだ」と言われた日本酒古酒、今週末に東京で飲める

KAMPAI編集部

バルセロナで「シェリーのようだ」と言われた日本酒古酒、今週末に東京で飲める

3月下旬、スペイン・バルセロナで開催された欧州最大級の食品展「Alimentaria 2026」に、長期熟成酒研究会が13種類の熟成古酒を出品した。来場者は10万9,600人、出展社は3,300社。その中で琥珀色の日本酒がどう受け止められたか。

グラスに注がれた古酒を見て、多くの来場者が「本当に日本酒なのか」と驚いたという。試飲後の反応は「シェリーのようだ」「ブランデーに近い」。ヨーロッパの人たちにとって、熟成酒の文脈は身近だ。だからこそ、古酒の味わいがすんなり届いた。

出品したのは本田商店の「玄妙」、下越酒造の「蒲原 Ancient Treasure」、白木恒助商店の「達磨正宗10年古酒」、名手酒造店の「黒牛 純米酒 雄町 2020」、奥の松酒造のヴィンテージ酒など。イタリア料理やカタルーニャ料理のシェフ、ソムリエ、唎酒師の資格を持つ来場者からも関心が寄せられた。

「熟成は劣化ではなく進化」

印象的だったのは、料理と合わせたときの反応だ。「料理と合わせると魅力が一気に開く」という声があったという。古酒はそのまま飲むと個性が強い。でもペアリングの相手を得ると、一気に世界が広がる。ヨーロッパにはシェリーやマデイラワインという「熟成酒とガストロノミー」の文化がある。日本酒古酒がその延長線上に置かれたことは、大きな意味がありそうだ。

長期熟成酒研究会の事務局長・伊藤淳さんは、今回の出展で「固定観念の払拭」と「多様なジャンルの飲食関係者からの関心」を手応えとして挙げている。

今週末、東京で飲める

そのバルセロナ出品酒を含む古酒が、今週末の東京で飲める。4月4日(土)に「熟成古酒ルネッサンス2026」が東京・北区の赤煉瓦酒造工場で開催される。

Alimentariaに出品した13種類に加えて、30〜40年物の古酒や、酒販店「寝越庵」「Kikino Old Vintage Sake Salon」による特別な熟成酒も並ぶ。昭和59年(1984年)醸造のお酒が、紙コップで気軽に飲めるイベントだ。

イベント情報

  • 日時:4月4日(土)第1部 11:00〜12:45 / 第2部 13:45〜15:30
  • 会場:赤煉瓦酒造工場(東京都北区滝野川2-6-30)
  • 前売:各回 3,000円 / 通し券 5,000円
  • 当日:各回 5,000円 / 通し券 8,000円