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南部美人の蔵見学 明治35年の木造土壁の蔵で「蔵人体験」

KAMPAI編集部

南部美人の蔵見学 明治35年の木造土壁の蔵で「蔵人体験」

最初に取り上げるのは、岩手県二戸市の南部美人だ。蔵元の久慈浩介さんは、ドキュメンタリー映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」の主人公のひとりでもある。

南部美人の蔵見学は、ただ見て回るだけではない。参加者は白衣に半纏を羽織り、手ぬぐいを頭に巻いた「蔵人スタイル」で蔵内を巡る。明治35年の創業時から使われている木造土壁の蔵に入ると、空気がひんやり変わる。

見学は敷地裏手の高台に祀られた松尾様(酒造りの神様)への参拝から始まる。そこから蔵内の井戸、洗米・蒸し設備、酒母室、仕込み蔵、搾り場、そして近年挑戦を始めたウイスキー工場へと進んでいく。

シンプルコースとプレミアムコースの2つ

見学プランは2種類ある。

シンプル見学コース(1,980円・約70分)は、蔵人スタイルでの蔵見学と、仕込み蔵に設置されたフォトスポットでの記念撮影。仕込み蔵には3台のカメラと撮影照明が設置されていて、見学後にQRコードから写真データをスマートフォンにダウンロードできる。仕込み期間中なら、櫂入れ(もろみをかき混ぜる作業)を体験できることもある。

プレミアム体験コース(6,600円・約140分)は、シンプルコースの内容に加えて2つの体験がつく。

ひとつは「オリジナルラベル体験」。撮影した写真から好きな1枚を選び、720mlボトル「hongura limited」のラベルにする。このオリジナルボトルは2024年度の全国推奨観光土産品審査会で国土交通大臣賞(グローバル部門)を受賞している。

もうひとつは「蔵飲体験」。純米大吟醸「ビューティーシリーズ」を、二戸特産の浄法寺塗の平盃で飲み比べる。酒米の違いによる味の変化、酒器による味わいの違い、温度帯やブレンドの試みなど、久慈さんやスタッフが季節や参加者に合わせて構成してくれる。

通年開催、土日祝もやっている

以前は冬季限定・晴天時のみだった蔵見学が、リニューアルされて一年を通して悪天候でも開催されるようになった。土日祝日も実施しているので、週末の旅行に組み込みやすい。

岩手県二戸市、東北新幹線の二戸駅からバスで約10分。半纏を着て、明治の蔵に足を踏み入れる。なかなかできない体験だと思う。

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