日本酒を飲む人は4割 でも「飲みたい」人はもっと多い
KAMPAI編集部
日本酒を飲んでいる人はどのくらいいるのか。マイボイスコムが11,490名を対象に行ったアンケート調査(2026年2月実施)によると、日本酒を飲む人は全体の4割強。しかも過去の調査から減少傾向にあるという。
一方で、「今後日本酒を飲みたい」と答えた人はアルコール飲用者の5割を超えている。飲んでいる人は減っているのに、飲みたい人はもっと多い。このギャップがちょっと気になる。
「興味はあるけど、なんとなく手が出ない」という人が一定数いるのかもしれない。
日本酒のイメージ、ダントツ1位は「伝統的」
調査では日本酒のイメージも聞いている。もっとも多かったのは「伝統的」で約54%。2位の「大人向け」(2割強)を大きく引き離している。
魅力を聞いた設問でも、1位は「日本の伝統文化を感じる」(29.3%)で、「味がおいしい」(24.7%)を上回った。日本酒は味よりも先に「文化」として受け止められているようだ。
これは強みでもあり、壁でもある。「伝統的」というイメージは、ユネスコ無形文化遺産への登録(2024年12月)とも重なって追い風になる。けれど裏を返せば、「自分が気軽に飲むお酒」というより「格式のあるもの」として距離を感じている人もいそうだ。ちなみに「悪酔いする」というイメージも13〜14%あった。
女性30代は「外飲み」が半数超
飲む場所を聞くと、全体では「家で飲む」が7割強。ただし、女性30代だけは「外で飲む」が半数を超えていた。
居酒屋やバー、レストランで日本酒を試してみる。そこから入る人が、この世代には多いのかもしれない。
一升瓶よりも720ml
購入する容量では、720ml瓶が4割弱でトップ。一升瓶(1800ml)は減少傾向にある。
ひとりや少人数で、いろいろな銘柄を少しずつ試したい。そんなライフスタイルの変化が数字に出ている。蔵元や酒販店の商品ラインアップにも影響が出てきそうだ。
「飲みたい」を「飲む」に変えるには
選ぶときに重視するのは「味」(62.8%)、次いで「価格」と「甘口・辛口」が各4割強、「飲みやすさ」が36%。
つまり、多くの人は「おいしくて、値段がわかりやすくて、自分の好みに合うかどうかがわかる」ものを求めている。逆に言えば、それがわからないから手が出ないのだろう。
「飲みたいけど飲んでいない」5割と4割のギャップを埋めるヒントは、たぶんこのあたりにある。日本酒をもっと「選びやすく」する仕組みが必要なのかもしれない。